当院の予防歯科・定期検診

歯の大切さは失ってから気づくと言われますが、その時では手遅れとなってしまいます。むし歯の治療などで一度削った歯は二度と再生することがないからです。

歯は、私たちの健康をさまざまな形で支えています。食べ物を噛み切ったり擦りつぶしたりしながら、唾液と混ぜ合わせて塊を作り、スムーズな飲み込みをサポート。よく噛むことで消化吸収が促され、全身への栄養の行き渡りも良くなります。

また、前歯がなければはっきりと発音できないように、会話をする際にも重要な役割を果たしています。さらに歯ざわりや歯ごたえを感じ、味わいを豊かにし、美しい表情をつくるなど、健康的な生活に欠かせない働きを担っているのです。

歯の状態が悪化すると、食べ物を噛めないだけでなく、さまざまな健康上の問題につながる可能性があります。消化器官への負担が増して栄養吸収が低下したり、むし歯や歯周病が原因となって、目や心臓、腎臓、皮膚、関節などに二次的な病気が発症したりすることも。健康な身体を維持するためにも、歯を守ることが重要です。

大切な歯を守るには、むし歯や歯周病になってからの「治療」ではなく、「予防」が有効です。歯の手入れに気を配り、いつまでも自分の歯で噛めるよう、予防を意識していきましょう。

患者さまの状況に合わせて1～6か月ごとの定期検診を推奨している当院は、お口の専門家である歯科衛生士がプロフェッショナルなケアを担当いたします。

45分という十分な時間をかけ、普段のお手入れでは行き届かない細かな部分まで丁寧にクリーニングを実施。

クリーニング後は、むし歯予防のためフッ素塗布を行います。フッ素塗布はお子さまに行うイメージが強いかもしれませんが、実は成人の方にも効果的なケアです。歯周病や加齢、歯ブラシの力が原因で歯茎が下がり、露出してしまった歯の根は通常見えている部分に比べ柔らかく、むし歯になりやすい特徴があります。こうした歯の根のむし歯予防にも、フッ素は効果を発揮するのです。