よく噛める、痛くない、外れない入れ歯の作製には、治療過程での精密な型どりや咬み合わせの分析が不可欠です。
これらの技術を習得するには豊富な経験と専門的な知識が必要で、歯科医師であっても高度な技術の習得には時間がかかるものです。
院長は日本顎咬合学会認定「咬み合わせ認定医」の資格を有しており、噛みやすさにこだわった入れ歯治療を専門的に行っています。歯科医師として35年以上(※)の経験を積み重ね、多くの入れ歯治療に携わってきた実績があるのです。
入れ歯の「痛み」「噛めない」「外れやすい」といった困りごとでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。35年以上(※)の経験を持つ院長が、丁寧に症状を伺い、違和感の少ない入れ歯の作製に向けて最善を尽くしてまいります。
※2025年現在
入れ歯でうまく噛めない原因には、入れ歯と歯茎との間に生じる隙間や、咬み合わせの位置が合っていないことが挙げられます。隙間をなくすには、精密な型どりが重要な役割を果たすのです。
当院は、より正確な型どりを実現するため2段階での型どり方式を採用しています。1回目のおおまかな型どりでお口の中の概形を把握し、その型を活用した2回目の型どりで、さらに精密な型をとっています。
正しい咬み合わせの位置は、快適な入れ歯の重要な条件です。天然の歯があった頃の咬み合わせの位置を参考に、患者さまと相談しながら丁寧な調整を心がけています。
精密な型どりと適切な咬み合わせの再現により、自然で違和感の少ない入れ歯の作製を目指してまいります。
保険診療でも噛みやすい入れ歯の作製は可能ですが、どうしても限界があります。「噛みやすさ」にしても、保険診療と自費診療では大きな違いが生じるのです。
保険診療の入れ歯でも特別に硬いものでなければ噛め、日常的な食事を問題なくとれます。しかし、タコの刺身や漬物といった硬い食材になると難しい場合も。
一方、自費診療の入れ歯では、こうした硬い食材も噛めるほどの性能を実現することが可能です。保険診療と自費診療では、このような違いが見られます。
また、自費診療の入れ歯には保険診療のような細かいルールがなく、治療法も材料も、患者さまのご希望に合わせて選択できます。入れ歯を薄く作って快適な装着感を実現したり、生まれ持った歯や歯茎に近い見た目の材料を採用したりも可能です。さらには、部分入れ歯の留め金をなくすなど、より快適で自然な見た目の入れ歯を作れます。保険診療が「最低限」の治療であるのに対し、自費診療では「最良の治療」を目指せるのです。
保険診療にするか自費診療にするかは、患者さまのご希望で決めていただけます。双方のメリット・デメリットをしっかりとご説明し、快適に好きなものを食べたい、見た目の良い入れ歯にしたいという方のために、自費診療の入れ歯もご用意しています。無理に自費診療をすすめることはありませんので、気兼ねなくご相談ください。
自費診療の入れ歯は、修理をしながら10年、20年と長期間にわたって使い続けられるのも大きな利点です。
一方、保険診療の入れ歯の場合は状況が異なります。国が決めたルールによって、使える素材は安価なプラスチックに限られ、耐久性が低く長持ちしません。結局何度も作り直すことになるのです。
保険の入れ歯を何度も作り直すよりも、修理とメインテナンスで同じ入れ歯を何十年も使い続けるほうが、患者さまにとってのメリットが大きいと私たちは考えています。
残っている歯の根や、インプラントの上から装着する入れ歯です。従来の吸着するタイプの入れ歯と比べて安定性と噛む機能が向上します。
土台となる歯やインプラントの状態に応じて、様々な固定方法を選択できます。
オーバーデンチャー (インプラント義歯) | 740,000~1,000,000円 |
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※インプラントの数によって変動します
※ジンビーロケーター義歯 490,000円
治療の期間・回数:10回、3~4か月
リスクや副作用:土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は個人差があります)。治療時に出血を伴う可能性があります。強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。
金属のクラスプ(入れ歯の留め金)を使用しない部分入れ歯です。
ノンクラスプデンチャー | 110,000~220,000円 |
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治療の期間・回数:5回、1か月
リスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯に負担がかかります。耐久性がやや劣るため、数年後に再作製が必要になる可能性があります。
磁力を利用して入れ歯を固定する方式です。土台となる歯や歯の根、インプラントに金属を装着し、入れ歯側に磁石を埋め込むことで安定させます。着脱が簡単で衝撃を吸収しやすい特徴があります。
マグネットデンチャー | 200,000~●● |
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治療の期間・回数:8回、2か月
リスクや副作用:治療時に出血を伴う可能性があります。インプラントを埋める場合は外科手術が必要です。装着部分の衛生管理が重要で、不十分な場合は土台となる歯のむし歯や歯周病のリスクが高まります。また、磁力による周囲組織への影響や金属アレルギーの可能性があります。MRI検査時の制限や金属探知機に反応する可能性もあるため注意が必要です。これらは定期的なメインテナンスと適切な管理によって軽減できます。
金属床義歯は、入れ歯の土台となる床(しょう:歯茎に接する部分)が金属でできている入れ歯です。薄いため装着時の違和感が少なく、食べ物の温度を感じやすい特徴があります。
自然で快適な装着感が得られ、耐久性があるのもメリットです。
金属床義歯 | 220,000~550,000円 |
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治療の期間・回数:5回、1か月
リスクや副作用:破損した場合、修理に時間がかかる可能性があります。金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
入れ歯の裏側を生体用シリコーンというクッション素材で覆った入れ歯です。噛んだ時の痛みが少なく、外れにくいという特徴があります。
コンフォート入れ歯 シリコン義歯 | 150,000~300,000円 |
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治療の期間・回数:5回、1か月
リスクや副作用:定期的に調整する必要があります。汚れがつきやすいため、1~2年を目安にシリコーン部分を交換する必要があります。最初は入れ歯の厚みに違和感を覚える可能性があります(強度を確保するために必要な厚みです。次第に慣れますのでご安心ください)。まれにシリコーン部分が剥がれる場合があります。あごの骨が痩せると合わなくなり、調整(修理)が必要になる可能性があります。修理に時間がかかります。
※金額は税込み表記です。
使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
お口の中を検査します。
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯をつくるための「型どり」を行います。
型どりしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯をつくります。
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ● | ● | ◎ | ● | ● | ◎ | - |
午後 | ● | ● | - | ● | ● | - | - |
午前:9:00~12:30
午後:14:00~18:30
◎:9:00~13:00
休診日:日曜・祝日・水曜と土曜の午後
※祝日がある週の水曜は午後も診療しております。